鹿児島市立鹿児島商業高が、来年度から男女共学となることが決まった。同校は公立の商業高校で全国唯一の男子校。合わせて、トップアスリートの育成を目指す「アスリートスポーツ科」を新設するなど学科再編も行う。
同校は少子化などの影響で定員割れが続いており、今年度の入学生は定員の約半数の141人。こうした状況を踏まえ、同校は今年2月、市立高校の活性化を検討する委員会に共学化と学科再編を提案していた。
共学化に伴い、制服は現在の学ランからブレザーに変更。トイレや更衣室などの施設整備も行う。
また、現在は商業と情報処理、国際経済の3学科だが、来年度からは「ビジネスクリエイト科」と「情報イノベーション科」、「アスリートスポーツ科」に再編。現行の学科と制服は現在の在校生が卒業するまで併存させる。
14日に同校で記者会見を開いた堀之内 尚郎すなお 校長は「多様な生徒が集まることで、学びがより深まる。特色ある教育を多くの生徒に受けてほしい」と話した。
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