滋賀県内で電力会社かたる電話相次ぐ 特殊詐欺の新たな手口か
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20230714/2060013742.html
電力会社などをかたって、「電気料金が未納で停電になる」などと自動音声で伝える不審な電話が先月末ごろから滋賀県内で相次いでいて、警察は、特殊詐欺の新たな手口とみて、絶対に対応しないよう注意を呼びかけています。
県警察本部によりますと、彦根市で、先月29日、住宅の固定電話に電力会社などをかたり、自動音声で、「電気料金が未納で、あと数時間で停電になります」と伝える不審な着信があったという相談が相次いで警察に寄せられました。
自動音声の指示に従って電話のボタンを操作すると、「電気協会」を名乗る人物から「東京のアパートの電気があなたの名前で契約されているが、料金が未納になっている」などと伝えられたということです。
同じような内容の不審な電話は、今月上旬までに、ほかにも大津市、草津市、野洲市、守山市、それに長浜市など、県内各地で確認されていて、これまでのところ、具体的に被害を受けたケースはないということです。
県警察本部は、電気料金の名目で、金をだまし取ろうとする特殊詐欺の新たな手口とみて、「自動音声で未納の電気料金があるとする電話はすべて詐欺なので、絶対に対応することなく、すぐに電話を切って、警察に通報してほしい」と注意を呼びかけています。