西京区の井狩恵子さん(73)も意見を寄せた。「よく行くスーパーや衣料品量販店はほとんどセミセルフレジやセルフレジになりました。精算機の前に立つと焦ってしまいます」と、機械に不得手な高齢者ならでの苦労を口にする。

操作方法をメモ
セルフレジなどの列に並ぶと、井狩さんは「『不慣れなので、ほかへ回ってください』と後ろの方に言います。すると『いいですよ、ゆっくりやってください』と言ってくれる方が多いです。精算後『ありがとうございました。お先でした』とこちらが言うと、お互いに気持ちいいです」と話す。

井狩さんは機械への対策として、新たな精算機が導入されると店員に使い方を聞き操作方法をメモしている。買い物には使い方のメモを持参し、精算機に向き合うという。「歳のせいにせず、変化に対応していかないといけない」と語った。
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