https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/20230703-00355860
この彼女が、実写の映画でクララを演じている──。

「アルプスの少女ハイジ」。1974年に「カルピスまんが劇場」で放映された、あの高畑勲や宮崎駿によるアニメは、現在もTVのCMで使われるなど、日本人のDNAに染み込んだと言ってもいい永遠の名作。

アルプスの美しい山々。天真爛漫なハイジのキャラ。ペーターやクララとの友情。ヨーゼフやユキちゃんといった動物との交流。都会に連れてこられてからのロッテンマイヤーの厳しい教育……。それらが今も鮮やかに甦ってくる人は多いはず。

そのハイジの世界を新たに映像化したのが、原作を生んだスイス出身の監督たち。しかし、完成した『マッド・ハイジ』は、タイトルから想像されるように、われわれが親しんだアニメの世界とは真逆……。24歳のハイジが体験する物語は、ここであえて触れない方がいいだろう。言えるのは、この『マッド・ハイジ』が、過激な描写を詰め込んだエクスプロイテーション映画(タブー的な過激な描写やテーマをメインにした映画)ということ。そしてペーターやクララ、おじいさんなど、おなじみの名前のキャラクターが、まったく違うイメージで登場すること。

この『マッド・ハイジ』、奇しくも「アルプスの少女ハイジ」に寄与した宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』と同日の7/14、日本公開となる。



筋骨隆々の相手とレスリングのような格闘を強いられるクララhttps://i.imgur.com/S7MIxTL.jpg