15日午後1時45分ごろ、福岡市東区八田4の住宅で「夫が倒れていて、冷たくなっている」と、この家に住む60代の妻から110番があった。
警察が駆け付けると、室内で夫（65）が倒れており、市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。妻もけがをしていたが命に別条はなく、福岡県警は事件の可能性もあるとみて、妻から詳しく事情を聴いている。
県警によると、夫の胸付近には刺し傷があり、遺体を検視して詳しく調べる。夫と妻は2人暮らしで、妻は「110番する直前まで意識を失っていた。気付いたら、夫が倒れていた」と説明しているという。
現場はJR香椎線沿いの住宅地。
十数年前から近くに住む亀津亮さん（43）は「こんなことは初めて。パトカーのサイレンで気づいて外に出たら、奥さんが玄関前の段差に腰掛けていて放心状態のようだった」と驚いた様子で話した。【佐藤緑平、志村一也】
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