「足を滑らせこけて…」アユ釣りの“監視員”が川に流され死亡 ライフジャケットは着用せず…
17日朝、高知県安芸市を流れる安芸川(あきがわ)で、アユ釣りの「監視員」をしていた40代の男性が流され、死亡する事故がありました。
事故があったのは、安芸市栃ノ木の長川原橋(なんこらばし)から下流におよそ100mの安芸川で、安芸警察署と安芸市消防本部によりますと、けさ8時48分、現場にいたアユ釣りの監視員から「同僚が流された」と通報がありました。
警察と消防が駆けつけたところ、通報からおよそ25分後の午前9時13分、流された場所から下流に200mほどの川の右岸寄りの浅瀬で、仰向けの状態で岩に引っかかっている40代の男性監視員を発見。消防が引き上げましたが、すでに心肺停止の状態で、その後、高知県の消防防災ヘリで安芸市内の病院に運ばれましたが、午前10時11分に死亡が確認されました。
男性監視員は、漁協から委託を受け、釣り人が「決められた漁法で漁をしているのか」や「アユ漁の許可証を持っているのか」という点などを監視していたということです。
事故当時は、同僚の監視員と一緒に川の左岸から右岸に向けて渡っていて、同僚は通報した際、男性監視員が「川を渡ろうとして足を滑らせてこけた」と話していたということです。
消防によりますと、男性監視員はライフジャケットを着用していなかったということで、警察は、業務上過失致死の可能性も含め、事故の原因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9ebcd30f97a5d8d6a17d5295628dc2f372598be