こんな細いところに家が建つのか…」。当初はそんな不安があったという土地にご自宅を建てた30代の会社員ekaoさん(@noppo_house25)。間口2.7m縦17m。細長い土地にできたのは、3階天窓からの光が家中に降り注ぐ開放感ある家。入居から1年半、“駐輪場ほどのミニマムな家”としてマイホームを公開するekaoさんに、狭小地を購入した決め手と、ミニマムな暮らしについて話を聞いた。
いつ見ても売れてない土地「見に行ったら立地も価格も最高だった」
 30代のご夫婦と幼い兄弟の4人家族で暮らすekaoさんご一家。建坪15坪3階建てのマイホームの間口は2.7m。家を建てる前は、その横幅の狭さから、度々「駐輪場にしませんか?」という営業電話がかかってきたと話す。

 そんな駐輪場ほどの土地にできたのは、光あふれる明るい家。天窓の光が吹抜けとスケルトン階段を通り抜け、室内全方位を照らす。2階リビングには大開口窓も。3方向家に囲まれながら「朝6時から17時頃まで電気いらず」の生活という。

【ekao】 土地の広さは変えられないので、スケルトン階段や吹抜けを採用し、できるだけ空間に圧迫感を無くして広く見せられるように心がけました。また収納家具を置かなくても済むように、小さめですが造作で家に合う収納スペースを作ってもらいました。後から、この小さな空間に家具を置くと圧迫感すごいだろうなと思ったので(笑)。

――リビングの造作収納はまるで壁の一部のようですよね。まったく圧迫感がありません。オーダーメイドならではだと思います。ご自宅にはekaoさん念願の「和室」もあるそうですが、中でもお気に入りはどこですか。
https://www.oricon.co.jp/special/64013/
【ekao】 やはりスケルトン階段です。遊びに来た家族や友人からは「これ落ちそうで怖くない?」と言われることも多いんですが(笑)、それほど抜け感や透け感を演出してくれています。この階段があるおかげで、2階リビングに開放感が出て、過ごしやすい空間になっているんだなと日々実感していますね。

 階段に座りながら、2階にいる誰かと話したり、リビングにいても3階で遊ぶ子ども達の声を聞くことができたり、家族にとって欠かせない空間になっています。

大阪府在住/4人家族(夫・会社員、妻・専業主婦、兄弟・未就学児)/建坪15坪/延床30坪
1階
・和室3帖(床下収納あり)
・シューズクロ1.5帖
・洗面所2帖
・バスルーム2帖
・トイレ1帖

2階
・リビング7.5帖
・ダイニング4.5帖
・キッチン4.5帖
・パントリー1帖
・スケルトン階段
・造作収納

3階
・子ども部屋8帖
・寝室6帖
・トイレ0.75帖
・クローゼット
・天窓
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