https://www.fashionsnap.com/article/2023-07-18/hikakin-uuum-youtube/

日本最大のYouTuberサポート企業「UUUM(ウーム)」(東証グロース上場)」の5月末決算が上場(2018年8月30日)以来初の赤字になると7月10日に発表があった。主な数字の修正は以下の通りだ(修正前の数字は4月14日発表の第3四半期決算時のもの)。

・売上高:230億〜240億円→230億円
・営業利益:5億〜7億円→−2億円
・経常利益:5億3000万〜7億3000万円→−1億5000万円
・親会社株主に帰属する当期純利益:0〜1億2000万円→−10億5000万円

下方修正の理由として、UUUMは「YoutTubeショート」(視聴時間60秒以下)の再生回数増加に伴い、YouTubeショートを除く動画再生回数が当初の想定を下回る見通しになった。またP2C(個人が自らブランドや商品を企画し、SNSやブログ、メルマガなどを通じてそのブランドの発信をしてECサイトなどで商品販売を行う)ブランドの棚卸資産評価損約7億円を売上原価に計上、また租税公課の追加計上を行ったことにより販売費及び一般管理費が約1.7億円増加した。また投資有価証券について3.1億円の有価証券評価損を計上したことを上げている。

さまざまな理由があるにしても、最大の理由は、なんと言ってもYouTubeの動画再生回数が当初の想定を下回ったことだ。YouTuberのサポート企業として最大規模を誇った同社の赤字転落で「YouTubeの時代」が曲がり角を迎えているのは間違いないようだ。