文化放送、アナウンサー6人が新型コロナ感染 懇親会でクラスター発生

 文化放送の定例社長会見が18日、東京・浜松町の同局で開かれ、齋藤清人社長が同局アナウンサー6人が新型コロナウイルスに相次いで感染していたことを明らかにした。

 齋藤社長は「5つの生放送番組でピンチヒッター対応を取るなどリスナー、関係者にご迷惑をおかけしたことを謝罪します」とした。同社長の説明によると、13日午後、アナウンサー1人が体調不良を訴えPCR検査の結果、陽性が確認され、さらに14~15日までに陽性者のアナウンサー5人が確認、計6人が感染したことが分かった。

 アナウンサー以外に感染者はおらず、同局のアナウンサー12人のうち10人が参加した10日の懇親会でクラスターが発生したという。6人のうち、無症状のアナウンサーもおり、重症者はなかった。症状があったアナウンサーは微熱とのどの違和感があった程度で、すでに平熱に戻っており、復帰の準備を進めている。

 齋藤社長は「新型コロナが2類から5類になったが社内では収録時もマスク着用を徹底していた。懇親会については自粛できるものは自粛していく」とした。また、俳優の伊東四朗が感染し、15日の番組「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛」を欠席したことと今回のアナウンサーの感染とは来局の日時から無関係だった。
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