「AI導入され私は能無しに」…勉強する意味を失った芸術大学生の苦悩 崖で見つけた2人の女性の告白【東尋坊の現場から】

今年6月19日の午後6時ごろのことです。東海地方にある某芸術学科の大学1年生で外国籍である10代後半の女性が東尋坊の岩場最先端に座り込み考え事をしていたのです。
そこは場所が場所だけに不審に思い声を掛けたところ、急に泣き出したため抱きかかえて相談所まで来てもらいました。

そして話を聴いたところ、こう打ち明けてくれました。
「高校時代にイラストの絵を描いて全国表彰を受けたことがあり、高校時代の先生に推奨されて芸術大学に入学しました。
しかし大学生活を送って3カ月、授業にAIが導入されており、そのすごさと恐ろしさを体験しました」。

それは、描こうと思ったテーマを入力するだけで簡単に素晴らしい絵が描かれてしまうのと、
授業の研究テーマについても、本来なら数時間、数日の研究が必要なのにAIを使えば僅か10分程度で出来上がってしまったとのことです。
また授業内容は針金を使った造形物を創るものばかりで、面白味を感じないと感じていたそうです。

家が貧困であるため800万円の奨学金を借金することになり、母親に「勉強がついて行けないから退学したい…。」と言っていたのですが、
大学だけは出なさいと強く言われていたのです。現在大学生の女性ですが、
「AIがあるために好きな絵も描けず、大きな借金が出来てしまったことから将来が見えなくなり自殺しに来ました…。」と言うのです。

父親が身体に障害があり、身動き出来ないため家まで送ってやって欲しいと言うため自家用車で家まで送り届けました。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1827461