2025年の大阪・関西万博に参加する国・地域が建てるパビリオンの建設申請が遅れている問題で、関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は18日、個人的な意見として「(参加国の中には)今ごろ設計もない、何のレスポンス(反応)もない、そういう国が56カ国の中にある」とし、「(撤退する国が)あるでしょうね。仕方ない」との考えを示した。

 大阪市内で開いた関経連の定例会見で話した。松本会長は、万博を準備する日本国際博覧会協会(万博協会)の副会長も務める。自前のパビリオンを建てる意向の国が56あるとし、「箸にも棒にもかからないような国だなというのがある」とし、「私はビジネスマンやから、それはおかしいじゃないですかと」と話した。国名を問われたが、答えなかった。
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