マイナ保険証で「質の高い医療」は“大ウソ”! データ閲覧可能が「40日後」のポンコツぶり
https://news.yahoo.co.jp/articles/625e79dc3e8e7cb51dddeca0c4e115ee07473bcf


「本人の受診履歴に基づく質の高い医療を実現する」──。
マイナ保険証のメリットについて、岸田首相はそう説明してきたが、“大ウソ”だった。
現実は質の向上どころか、ほとんど診療に役に立たないことが分かってきた。ポンコツの極み。頼みの電子処方箋も暗雲が漂う。

マイナ保険証の最大のセールスポイントは、受診履歴や処方された薬剤情報が閲覧できるということだ。
ところが、医療関係者は「情報が古すぎて診察ではとても使い物にならない」とこう続ける。

「患者さんの医療情報は、レセプト(診療報酬明細書)のデータがもとになっています。
医療機関はデータを月末で締め、翌月10日に健保組合などに提出する。例えば、7月1日に受けた受診情報は8月10日にマイナ保険証のデータに反映される。
40日後にやっと閲覧できるのです。これでは参考情報にしかなりません」

開業医らでつくる埼玉県保険医協会(以下、埼玉協会)が実施したアンケート(5月16〜19日)でも〈情報が遅い〉〈直近の情報を取得できるわけではないのであまり意味がない〉〈お薬手帳で十分〉といった声が寄せられた。