データ・エントリー業務を担う企業で構成する日本データ・エンジニアリング協会の河野純会長は、マイナンバーカード誤入力の問題について「手作業でデータを入力する方式では必ずミスが発生する」と指摘しています。  データ入力後の検証を重ねることで誤入力を最大で10万分の3に減らせるそうです。ただ、検証には人の目による確認が欠かせず、人の手が介在するとミスが発生し、そのミスを最小限に抑えるには人の目が必要という皮肉な状態になっています。

理想を言えば手作業によるデータ入力をなくすことなのですが、マイナンバーと既存システムの間には必ずしも互換性があるわけではなく、結果として人の手による入力が発生。当面は誤入力をゼロにすることは難しいようです。(安藤章司)

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