中国、若者の失業率21.3%で最悪更新 就職難が深刻化…数字ごまかす大学のあの手この手

 中国国家統計局が17日発表した6月の失業率(都市部)は5・2%で前月と同水準だったが、16〜24歳の若者に限ると21・3%に上った。記録が確認できる2018年以降で最悪を更新した。若者の就職難が深刻化する中、数字だけでも改善したように見せかけるため、インターンシップを就職扱いにしたり、内定が出ない学生の卒業を認めなかったりする大学も出ている。

【画像】2022年、習近平指導部の「ゼロコロナ」政策に抗議する若者たち

 「中卒の同僚と(工場で)ねじを締めている」「火鍋店で清掃の仕事をしている」…。インターネット上では就職難にあえぐ大卒の若者たちの投稿が話題を呼んでいる。

 中国では2010年以降、大卒や大学院修了者が大幅に増加。経済成長の鈍化や新型コロナウイルス禍などによる景気低迷が雇用を直撃する中、若者の失業人口に占める高学歴者の割合が高くなっている。政府系シンクタンク、中国社会科学院の研究チームの推計では、21年の都市部の若年層失業者のうち、大卒者が42%以上、短大卒者も含めると70%以上を占めた。

 複数の大学関係者によると、新卒者の失業率悪化の実態をごまかすため、就職先が内定していることを卒業の条件にしたり、インターンシップ参加を就職したことにするよう企業側に頼み...

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