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「戦争は憎い」出征した先生への手紙 保戸島空襲で児童ら127人犠牲 戦争の記憶伝える企画展 大分
多くの児童が犠牲になった保戸島空襲など戦争の記憶を伝える企画展が大分県津久見市で始まりました。
この企画展は戦争を知らない世代が増えるなか、後世に記憶を語り継いでいこうと津久見市が開催しました。1945年7月25日、当時の保戸島国民学校がアメリカ軍の空襲を受け、授業中だった児童と先生ら127人が亡くなりました。
(津久見市生涯学習課・根之木久美子さん)「先生に宛てた子どもたちの別れの作文を展示しています」
こちらは保戸島空襲に遭う以前、子どもたちが出征した先生に送った貴重な手紙。「戦争は憎い」、「無事に帰ってきてほしい」といった当時の心境が綴られています。
(津久見市生涯学習課・根之木久美子さん)「戦時下の子どもたちの率直な思いを感じ取ってほしい」
このほか会場には終戦を告げる玉音放送後に飛び立ち、最後の特攻隊長と呼ばれる津久見市出身の中津留達雄大尉を紹介する写真や県内で起きた空襲の記録を伝えるパネルなどおよそ40点が展示されています。この企画展は8月20日まで開かれています。