静岡県小山町にある陸上自衛隊富士駐屯地の40代の幹部自衛官が女性にストーカ行為を繰り返したとして7月21日付で停職30日の懲戒処分となりました。

停職30日の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊富士駐屯地の第105全般支援大隊に所属する2等陸尉の男(40)です。富士駐屯地によりますと、この幹部自衛官の男は2022年10月中旬から12月下旬までの間、静岡県東部の20代の女性の自転車に自身の汚物を付けるストーカー行為を繰り返しました。女性からの相談で捜査した警察に2023年1月ストーカー規制法違反と器物損壊の疑いで逮捕され、検察が不起訴処分とした後、自衛隊が調査していました。

この幹部自衛官は調べに対して「食事に誘ったが断わられ、断った理由も教えてくれないことに立腹した」「深く反省しています」と話しているということです。

富士駐屯地は7月21日付で停職30日の懲戒処分とし、幹部自衛官は依願退職の意向を示しているということです。

第105全般支援大隊長の谷口利昌2等陸佐は「このような事案が起き、誠に遺憾です。今後、隊員に対する指導を徹底し再発防止に努めます」とコメントしています。  

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