1998年に和歌山市で4人が死亡し、63人が急性ヒ素中毒になった毒物カレー事件で、殺人罪などに問われ2009年に死刑が確定した林真須美死刑囚(61)が和歌山地裁に申し立てた再審請求について、地裁が棄却する決定を出したことが21日、関係者への取材で分かった。今年1月31日付。林死刑囚側は決定を不服として2月上旬、大阪高裁に即時抗告した。
 
林死刑囚側は4人の死因を直接立証する証拠はなく、検察側が提出した証拠には証拠能力や証明力がないと主張し「第三者による犯行で無罪」と訴えていた。
 
09年5月に死刑が確定。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/264576?rct=national