砂糖卸値42年ぶり高値 5%上昇、土産菓子需要がけん引

砂糖の国内卸値が5%上昇し、およそ42年ぶりの高値をつけた。原料となる粗糖(精製前の砂糖)の上昇などを受け製糖各社が6月ごろに特約店(問屋)に通知した値上げが、流通市場で満額浸透した。新型コロナウイルスの「5類」移行後に、手土産の菓子類向けの需要が回復した。卸値の上昇に伴い、需要家は価格転嫁を進めた。観光客の消費意欲を冷やす可能性もありそうだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB192FJ0Z10C23A7000000/