JR南船橋駅前、商業施設やアリーナ建設で地価上昇に繋がる?
千葉県船橋市のJR南船橋駅南口付近で、空き地になっていた市有地を活用した再開発事業が進められている。
スーパーやクリニックモールなどが入る2階建て商業施設や、西側ではプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の新たなホームアリーナとなる「LaLa arena TOKYO-BAY(仮称)」などの建設が進んでいる。
南船橋駅近辺には、既に「ららぽーとTOKYO-BAY」や「船橋競馬場」、「IKEA」などの施設があり、今回の再開発が完了すれば駅周辺はさらに賑やかになるだろう。本記事では、南船橋駅周辺の再開発事業の現状について見ていきたい。
■南船橋駅の位置関係と駅周辺の様子
JR南船橋駅は千葉県船橋市の南部、海のすぐ近くに位置する駅だ。京葉線と武蔵野線が乗り入れている。
京葉線は、東京駅から千葉県の蘇我駅を結ぶ路線。武蔵野線は、神奈川県横浜市鶴見駅から千葉県の西船橋駅を結ぶ路線だ。
西船橋駅は、JRや東京メトロ、東葉高速鉄道が乗り入れ、交通の要衝となるターミナル駅として機能している。同駅へは南船橋駅から武蔵野線で1駅のため、南船橋駅も交通面では重要な駅だ。
また、南船橋駅周辺には、マンションのほかさまざまな大規模商業施設があり、多くの乗客が南船橋駅で乗り降りする。
例えば駅のすぐ北側には、船橋競馬場がある。そして競馬場から大通りを挟んで西側には、敷地面積約17万1000平米、国内最大級のショッピングセンター「ららぽーとTOKYO-BAY」が位置している。店舗数は400以上、駐車場台数は約7000を誇っており、特に休日は駅からららぽーとまでの連絡通路が混雑している。
また、駅の南口側には「IKEA Tokyo-Bay」がある。IKEAのすぐ西側では、収容人数1万人規模の大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY(仮称)」の建設が進められている。プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の新ホームアリーナとなる予定だ。千葉ジェッツは現在、Bリーグで強豪チームとして知られている。
住居関連では南口側に約1300戸からなるUR「若松二丁目団地」があるほか、IKEAの南側には「ワンダーベイシティSAZAN(22階建・1211戸)」や「グランドホライゾントーキョーベイ(22階建・684戸)」などの大型マンションがそびえる。また、駅の東側には約500戸の「谷津遊園ハイツ」がある。
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