コミュニティノート機能は誤解を招く可能性のあるツイートに対してユーザーがツイートの文脈を説明する「ノート」を残すことができる機能です。これらのノートは、ツイートに添付して公開される前に多数のユーザーからの「役に立った」という評価を受ける必要があります。十分な数の「役に立った」評価が集まらなかったノートは、評価不足あるいは「役に立たない」と判断されて、非公開のままとなります。
パフワ氏は「コミュニティノートは、一般的なツイートと同様に真面目で有益なノートから、荒らしや偏見、デマに満ちたノートまで数多く存在します」と述べ、「コミュニティノート機能は、Twitterにはびこるスパムやウソの情報を効果的に対処するには不十分です」と述べています。
イーロン・マスク氏が2020年アメリカ合衆国大統領選挙に関する陰謀的なツイートに対して「プラットフォームのシステムが修正します」と報告したにもかかわらず、そのようなツイートが変わらず散見されることをパフワ氏は指摘。また、パフワ氏はマスク氏がナンシー・ペロシ下院議長の夫の襲撃事件に関する根拠のない陰謀説を共有した件などを取り上げ、「コミュニティノートは多種多様な思想を持つグループから十分な評価を得ることに苦労しており、政治的に偏った、誤った情報に効果的に対処するのは困難です」と述べています。
パフワ氏によると、コミュニティノート機能は一部の思想家や活動家によって操作されており、正確性が無視されているとのこと。右派的な思想を持つWall Street Silver氏は「ボランティアの左派的な活動家が私のツイートに不正確なノートを付けようとしています」と非難しています。
