質問者:汚染水はALPSでトリチウム以外の放射性物質を除去していると強調していたんですが、それが嘘偽りだったことが2018年8月、共同通信の報道で分かったわけです。2021年4月にはトリチウム以外の放射性物質を基準以下まで浄化処理した水を「ALPS処理水」と定義しました。しかしALPS等ではトリチウム以外にも炭素14、ヨウ素129、ルテニウム106などを除去できないのが事実ではありませんか。今回の資料にもそういうことは全く書かれていません。負のデータを公表しない。そういう姿勢の表れだと思います。

 これに対して経産省の木野氏はこんな答え方をしました。

木野氏:2018年8月、62核種がALPS処理水の中に入っているという共同通信の報道があったということは承知しております。ただ、これはですね、データはちゃんと公表しております。トリチウム以外の物質について、あまりその、世間がそういうことを分かっていないということで、共同が報道したということでございまして、まあたしかに我々も積極的に「入っている」というのを言ってこなかったというのは反省点だと思っております。
https://uneriunera.com/2023/07/20/kaiyouhousyutsu17/