◇親善試合(25日・ヤンマースタジアム長居) パリSG 0(0―0、0―0)0 アルナスル

 日本ツアー中のサウジアラビア1部アルナスルが、フランス1部パリSGと親善試合を行い0―0で引き分けた。2月に38歳を迎えたポルトガル代表FWのC・ロナウドは先発出場で無得点に終わったが、前半にオーバーヘッドキックを放つなど66分間のプレーで2万5432人の観客を魅了した。

 パリSGのブラジル代表FWネイマールはベンチスタートとなった一戦で、主役の座を奪ったのは「ベストを尽くし素晴らしい試合ができれば」と会見で意気込んでいたロナウドだった。前半15分、左クロスに打点の高いヘディングシュートで相手ゴールを脅かせると、スタジアムをもっとも沸かせたのは同45分。右からのクロスにオーバーヘッドキックを披露した。シュートはゴール左に外れたが、大ベテランの年齢を感じさせない軽やかなプレーに大きな拍手が送られた。

 ロナウドの来日は2016年以来7年ぶり5度目。前回はスペイン1部Rマドリードの一員としてクラブW杯に出場し、J1鹿島との決勝戦ではハットトリックを達成した。今回はネットを揺らすことはできなかったが、5度バロンドール(世界年間最優秀選手)を受賞したスーパースターは健在だった。

 試合は互いにチャンスを作りながらスコアレスドロー。ネイマールの出場機会はなく、試合終了間際には男性がベンチ付近にまで乱入する騒ぎがあった。

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