損保ジャパン ビッグモーターに37人出向 “不正知らず”調査へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230725/k10014141121000.html

ビッグモーターによる保険金の不正請求問題で、損害保険大手の「損害保険ジャパン」が2011年以降に合わせて37人をビッグモーターに出向させていたことがわかりました。
会社は、出向者は不正を知らなかったと説明していますが、事実関係を改めて確認するため外部の弁護士による調査を行う方針です。

損害保険ジャパンは、2015年の時点でビッグモーターの株式の7%余りを取得する大株主でしたが、その後株式をすべて売却したあともビジネスの面で親密な関係を続けてきました。

会社によりますと、2011年以降に合わせて37人をビッグモーターに出向させていたということです。

会社は社内調査を踏まえ、出向者は不正を知らなかったと説明していますが客観的な視点で事実関係を改めて確認するため外部の弁護士による調査を行う方針です。

一方、損害保険大手の「東京海上日動火災保険」と「三井住友海上火災保険」もビッグモーターに複数の出向者を出していたということです。

損害保険大手3社は、不正請求の問題が発覚した去年夏に事故車両の修理をビッグモーターに委ねることを取りやめましたが、このうち「損害保険ジャパン」だけが一時的にビジネスを再開していたということです。

この問題をめぐって金融庁は、損保各社に対して、保険業法に基づく報告を求める方針で、各社の対応に問題がなかったかが問われることになります。