「お菓子食べていいですか」絶食の9歳娘、敬語で許可仰ぐ 逮捕の母へ絶対服従か 
娘(9)に食事を与えず低血糖症で入院させ、共済金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された母親の縄田佳純(かすみ)容疑者(34)が、
退院後の「ご褒美」として娘と外食の約束をしていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。
入院前に強いられる絶食や体調不良の辛さから娘の目をそらすため、スマートフォンでこうしたメッセージを送り、
娘の心理を巧みに操っていたとみられる。

9歳までの約5年間で入退院は40回以上。「小学2年のころから、急にママからピンク色の変な薬を飲まされて、げーする(ようになった)」。

娘は府警などの聞き取りにこう説明した。捜査関係者によると、娘はある時期から食事を制限されるだけでなく、
下剤も飲まされるようになり、体調不良で嘔吐(おうと)を繰り返した。

今年1月、絶食を強いられた末に入院する3日前のこと。娘は縄田容疑者のスマートフォンにこんなメッセージを送った。

《お菓子を食べていいですか》
《トマトもらったのは食べてもいいですか》

だが、縄田容疑者の返信は《やめとき》。その翌日、縄田容疑者が食事をしているのを横目に見た娘は、そのときの心境を後にこう語っている。

「ママはもやしを食べていて『いいな』と思ったけど、怒られるから言わなかった」
https://www.sankei.com/article/20230725-X5D2AQL6VBIA7L6PNIAIIU2JPQ/