ロシアが太平洋で米国とその同盟国の影響力拡大を抑制するため、極東に初めて長距離戦略爆撃機ツポレフTu160の配備を検討しているとロシア日刊イズベスチヤが24日に報道した。

同紙は消息筋の話として、ロシア国防省が現在極東地域にTu160保有航空連隊を配備する計画を検討している。まだ国防省の最終決定は出ていないが、肯定的な方向で結論が出る場合、新設航空連隊は極東にある第326長距離戦略爆撃機航空師団の配下に編入されるとみられる。

現在ロシア軍の長距離戦略爆撃機航空師団は南西部ボルガ地域にある第22航空師団と極東アムール州にある第326師団の2カ所だけだ。第326師団の配下には戦略爆撃機Tu95MS(NATO名・ベア)とTu22M3(NATO名・バックファイア)などを保有する3個連隊がアムール州とイルクーツク州の2地域に駐留している。Tu160戦略爆撃機は第22航空師団配下であるサラトフ州エンゲリス空軍基地にだけ配備されている。


ロシア現地専門家らは極東地域第326長距離戦略爆撃機航空師団配下にTu160が配備される場合、太平洋地域で米国と同盟国を牽制するのに使われると分析した。機体全体が白く塗られて「白鳥」と呼ばれるTu160は、核ミサイル搭載が可能な可変翼超音速長距離戦略爆撃機だ。最大速度はマッハ2だ。


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