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逮捕された「トー横のヒロ」卑劣なレイプ手口を被害者が告白「錠剤を飲んだら意識が遠のき、抵抗できませんでした」

 新宿警察署の捜査関係者が、ため息まじりに明かす。

「ほかに居場所がない中年ニートというのが、ヒロの正体です。ここでイキっている間に、犯罪者にまで転落してしまった、哀れな男です」

 新宿・歌舞伎町のシネシティ広場に集う少年少女「トー横キッズ」の親代わりを自称しながら、14歳の女子中学生に淫らな行為をしたとして逮捕され、7月6日に送検された通称「ヒロ」こと、山下裕史容疑者(38・無職)。

 本誌は今回、2023年4月に、山下容疑者に無理やり性行為された別の少女・Aさん(14)と接触。彼女は涙ながらに、その卑劣な手口を明かしてくれた。

「『同世代の友達がいるよ』と、ホテルに連れて行かれたんです。フロントを通過せずに入室できる構造でした。部屋には誰もいなくて、みんなが来るまでは1時間くらいある、とヒロさんは言ってました。ヒロさんは自分がオリエンタルラジオの藤森(慎吾)さんに似ていると思っていて、ずっとものまねしながら話し、おもしろい人だなとは感じていたんです。私のテンションが低く見えたのか、『これでキメちゃいな』と錠剤を渡されました」

 Aさんは錠剤を飲むなり、強烈な眠気に襲われたという。

「意識が遠のき、力が入らなくなりました。ヒロさんが服を脱がそうとしているのはわかりましたが、抵抗できませんでした。結局、そのまま落ちてしまい、目が覚めたのは3時間後。ヒロさんが『服着て』と言うので、シャワーだけでも浴びたいとお願いしたのですが、急かされて、服のボタンもかけきらないうちに部屋から追い出されました。そのとき、『(誰かに)話したらトー横を出禁だ』と言われました」

 2022年春ごろからほぼ毎日、トー横に通っていた山下容疑者は、同様の手口で淫行を繰り返していたという。

 トー横キッズを支援する保護団体「オウルxyz(オウリーズ)」の代表者は、「あの男は“ロリコンオヤジ”で通じるくらい、未成年を食い散らかしていました」と憤る。

「実家が営む事業の関係で、お金はあったようです。過剰摂取すると覚醒作用がある処方薬などで誘って、年齢などかまわずに、女の子をホテルに連れ込んでいました。日ごろから『俺は警察にコネがある』とか、『反社がバックにいる』などと言って子どもたちを威圧し、最近は子ども同士の金銭トラブルに介入して、解決金をせしめていました。トー横キッズは仲がいい子同士でグループに分かれ、女の子が援助交際で稼いだお金をグループ内で遊びに使ったりします。仲が悪くなると、男女間で貸し借りの争いになる。そこでヒロは、男の子に借用書を書かせ、返済金の半分を徴収していました」(同前)

 7月、警視庁は13歳から18歳の少年少女を一斉補導。前出の代表者は「トー横はいまや、子どもたちのあこがれの地」と言い、新たな被害が出ることを危惧する。