ウクライナ「休戦協定」可能か 朝鮮戦争モデルに論争

【ワシントン=渡辺浩生】ロシアのウクライナ侵略を巡り、70年前に締結された朝鮮戦争の休戦協定をモデルに休戦交渉に着手すべきという主張が論争を呼んでいる。背景には欧米に支援疲れもみえる中、ウクライナ軍の反攻が難航し、戦場で勝敗を決する展望が不確かな情勢がある。休戦は領土確定を先送りさせた戦闘状態の停止に等しく、ロシアのさらなる侵略を招くとの反論が出ている。

バイデン米大統領は7月中旬、訪問先のフィンランドで「戦争が何年間も続くとは思わない。私の希望はウクライナが反攻で重要な進展を遂げ、それがやがて交渉による解決につながることだ」と語った。

https://www.sankei.com/article/20230728-DOFYXXF2MZPVZFCMYMMDL5R6KM/