ロシア上院は28日、徴兵の対象年齢上限を27歳から30歳に引き上げる法案を賛成多数で可決、成立させた。プーチン大統領の署名で発効する。タス通信などが報じた。対象年齢は上限だけ引き上げられ、下限は18歳のまま維持された。来年1月から徴兵の対象人数が大幅に拡大する。ウクライナ侵攻の兵員不足を補う目的とみられる。

 ロシア紙コメルサント電子版によると、下院に当初提出された法案では下限も段階的に21歳に引き上げられる予定だったが、審議の過程で突然修正され、今月25日に可決された。

https://mainichi.jp/articles/20230729/k00/00m/030/007000c