7/29(土) 12:20配信
ファイナンシャルフィールド

「妻のヘソクリ」これはひと昔前の話。最近では別々のお財布をそれぞれが管理している家庭もあるでしょう。それって大丈夫? 潜むリスクについて考えます。
自分の稼ぎは自分で管理

ご夫婦で自営業を営むAさん夫妻。Aさんはご主人の会社の従業員という形で給料をもらっています。生活費や子どもの教育費は、それぞれが費目別に分担し、バランスを取って負担していると言います。

経理を担当しているので、Aさんは2人の給料を把握しているそうですが、ご主人の手持ち資産については知らないそうです。お互いに聞くことはタブーで、“今後も知ることはないと思う”と断言しています。

Aさんは40代で、同世代のBさんも同意見で「最近はみんなそんな感じです」とのこと。共働きが主流になりました。パワーカップルと呼ばれる夫婦がペアローンを組み、高額のタワーマンションに住む時代です。“夫婦それぞれが稼ぎ、それぞれが管理する”というのも、理にかなっているのかもしれません。
別々のお財布を1つにするタイミング

「最近は夫婦別財布が標準」という話をしたAさんに対し、シニア世代の先輩たちは即座に反応しました。「何かコトが起きたらどうするの? いつまでも元気じゃないし、いつ何が起こるか分からないのよ」。

確かに「人生山あり谷あり」を経験済みの先輩世代にとっては、“わが家のお金に関する情報は共有しておくべき”がいかに大切か、感じることがあるのかもしれません。

終活の中で、お金関する整理事項の第一歩は、資産の棚卸です。自分でも自身の資産を把握できていないことも多いくらいですから、資産整理の必要性は絶対です。どうしても金額などを知らせたくない場合でも、取引金融機関やパスワードなどは家族が分かる状態にしておくように心がけてください。

人生にはいくつかの節目があります。ライフプランを考える時、結婚・出産・住宅購入などの際に大きなお金が動きます。専業主婦世帯が多かったことも大きな一因かもしれませんが、シニア世代が1つの財布に収束していることを考えると、いずれかのタイミングで、夫婦の別財布制度が解消されているかもしれません。

60歳代のBさん夫妻の場合は、ご主人の定年が節目だったと言います。退職金を受け取った時、今後のライフプランを考える大切なタイミングです。たとえば金融資産を整理して、近々に使うお金・将来使うお金・残すお金に色分けをする作業があります。

どのイベントに予算をいくら充てるのかはもちろんですが、住宅ローンが完済できていない場合の返済スケジュールなど、夫婦で話し合うことはたくさんあります。夫婦といえども金銭感覚は違います。夫婦円満のためにも、溝を埋める工夫が必要だと思います。

長文につき後はソースで

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa8baa3749185d40591cd3a4b771ea5d1960c45b