明治って良かったよな、夏目漱石を読んでいるとニートばかり出てくるよね。あと普通の家庭なのにお手伝いさんが普通にいる [535898635]
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農家が多かったから食物有り余ってたんかってぐらい
働いてない奴多い感じよな 地元の有力者が優秀な若いヤツの
東京での生活を
援助してやるシステムって今もあるんだろか 上級はろくに働かずに家に取っ換え引っ換え女連れ込んだり
売春宿に入り浸ってたり薬や酒浸りになったり
上級仲間のサロンでつるんで連日オールナイトウェーイしたり
そんな事しながら「俺ってなんて孤独なんだ…」みたいなしょーもないことでしばらく悩んでみたり
そんな感じでもなんとなく許されたっぽい時代なのは何となくイメージできる 多分ニートは今の方が多いと思う
深夜アニメ見てゲームしてシコれる現代のニートは天国 ちないま安吾読んでる
きのうきょうで白痴、桜、青鬼ほか サザエさん家が2人働けば7人食えるよりももっと前だからね 漱石は朝日新聞専属契約を結ぶまでは
帝大教授職で当時としてはたいへんな高給取り
文筆業に転じるときに契約先の朝日新聞社に帝大教授と同じ金額の給与を要求したのは有名 地元の有力者とかが普通に豪邸住んでたな
戦時中に政府から、戦後にGHQによる解体・財産没収でほとんど没落した 樋口一葉読めばいいんじゃないか
あと啄木の短歌や批評 >>38
それだけなら没落してもまだまだ金は持ってるから大丈夫
本家は芸者と競馬に使い込んで完全に落ちぶれたと聞いた 夏目漱石って稲から米が取れることを知らなかったエピソードがあるほどの上級国民だからな 漱石(東大卒・東大講師)の階層の「普通」だぞ
お手伝いさんの階層の「普通」じゃないぞ 明治時代にイギリス留学させて貰える程の超エリートだから
当時一番の売れっ子作家業も身を潰し落ちぶれた結果だからw あの時代の東大って今の東大よりも遥かに狭き門だったのに普通に出てくるよな >>50
漱石は国費留学だから自費は使ってないと思う
税金で留学したのに下宿先に引きこもっていたのが何とも情けないが 漱石を上級言うけど生まれも育ちも収入でも同時代作家に更に上はいるぞ 門とかは落ちぶれたままの人生の話
坊っちゃんもその後の人生は描かれないがパッとせんだろう
主人公がエリート然とした話は三四郎くらいじゃないか
あれは一見、日本の奢り高ぶりを諌める描写があるが
漱石自身はやはり同時代人と同じで中韓を見下し征服の対象と見做してしていたようだが 帝大エリートたって英文は下級だよ
まず医、工、法だし文も独が最上級
更に漱石の留学の名目も英文ではなく英語教育法
国費だけど独仏の奴等より安いから常にカネのこと気にしてる 夏目漱石は小泉八雲の後釜で授業を比較されてつまらないと大不評
生徒の藤村操が自殺したりと金は貰ってるが精神的にはきつそう >>58
講師としての評判は極めて悪かったみたいだね で、ネトウヨの>1は今以上に貧富の格差が大きかったという
事実には目がいかないの? >>57
医、法がトップなのは現在と変わらん
文なんて母校の旧制高校の教師に言ったらバカにされるレベル 昭和40年代でもお手伝いさんはいたぞ
小学校のクラスにも2軒ぐらいいる家があった
コメットさんてのもそういう話だし >>57
この時代に工学部なんて世界中のどこにも存在しなかったことすら知らない馬鹿w 講師の評判も決して悪評一辺倒ではないよ
鈴木三重吉だったかな、惚れられて座敷を一往復するような巻の手紙をもらったり >>37
確かに漱石は朝日新聞と契約結ぶのは上手かったな
ただ、当時は新聞も小説家もヤクザな商売だった
それを五高教授、一高教授、東京帝大講師、明治大学講師、早稲田大学講師といった職を投げ捨てて職業小説家になった。ヤクザな新聞社と契約を結んで。 夏目漱石が異常なんじゃないかな
登場人物に高等遊民多すぎ ちな太宰はもちろん安吾にも女中は出てくる
露地が舞台の白痴でさえ >>63
第2帝政の時代にエコールポリテクニークが
軍学校から理工系の学校に改革されてるぞ ニートやれてるのとお手伝いいるのも普通の家庭ではないから
当時物書きなんかで食えてた連中ってのがそういう階級なだけだから 朝日の前に読売から声かかってる
声かけたのも有名人だけど思い出せない
後の朝日より安くまた読売の編集体制への不安からも
教師職擲ってまでは出来ないと断る でもエアコンも冷蔵庫も無いし氷やアイスクリームも気軽に食えないんだろ?
暑くて死んじゃう 言わずもがなだけど作家自身も登場人物も漱石は上級だから
俺ら嫌儲民は読む意味ないなんてのは論外だから >>30
東京の有力者が(容姿の)優秀な若い(女子)大学生の
東京での生活を
援助してやるシステムならあるやん お前らは姉妹を口減らしに売春宿に売り飛ばす方の側だろ(笑) >>66
UUUMと契約して専業youtuberになる!みたいなもんかな >>72
漱石はマルクスにも触れてる
たしかロンドンから義父宛ての手紙でマルクスが読まれるのも当然だと 吾輩は猫である、今読んでも笑える
笑いのセンスがほとんど古くなってないのがすごい
太宰人間失格の「私が考える、人間が地下鉄をつくった理由」とかも爆笑したけど、
ほんと、今も生き残ってる古典の現代性ってすげえなと思うわ ケンモみたいなのがツテを頼って上京しても、書生と言う名の下人で
主人が外出するときは土下座して見送る感じやで >>73
明治の中頃になれば氷は庶民でも買えるようになりだしているし、そもそも夏の日最高気温が2020年代よりも穏やか
泉鏡花とかで氷売り出て来るだろ 漱石が日本に新聞を通して近代的自我を導入した第一人者だろうな
現代的な日本語の骨格を作った人でもあるし
同時代のエリートの文献見ても
私事に関心あるやつは少ない
如何にして日本を欧米列強に追いつかせるか
そんな考察ばかりだよ 下級が上級と同等の存在かのように勘違いしてる現代こそがおかしいんだよな
下級は下級として働くべきなんだよ 義父は養父じゃなくて妻鏡子の父中根なんとかね
衆議院の事務職勤めだったのが政変もあって紆余曲折してたような
養父塩原なんとかは「道草」の陰の主役 新聞も今よりもずーーーーっと多様だったからね
政治家自身が経営してるのもあるし
あと当時はもう総ルビかな
だから読もうと思えばかなさえ読めれば誰でも読めた 夏目漱石にでてくる人たちは
当時でも大学に行けるような金持ちたちだろ >>83
明治の元勲はテロでカタワにされても権力者である自分を殺して世論を変えようとしたのは天晴だと言って自分の足を奪った罪人の法事に使いを出してたからな
あの時代の政治家は殺される覚悟を持ってた
レスバで反論されてマジ切れするバカの安倍晋三とは大違いだよ本当に >>87
坑夫はむろん、坊っちゃんの清とか、
三四郎のはじめで汽車で一緒からの同宿後に「あなたは度胸がないですね」と言って別れる女とか、
強い印象を残す下層の人物もいる それで我々は一口によく職業と云いますが、私この間も人に話したのですが、日本に今職業が何種類あって、それが昔に比べてどのくらいの数に殖えているかということを知っている人は、おそらく無いだろうと思う。
現今の世の中では職業の数は煩雑になっている。私はかつて大学に職業学という講座を設けてはどうかということを考えた事がある。建議しやしませぬが、ただ考えたことがあるのです。なぜだというと、多くの学生が大学を出る。最高等の教育の府を出る。
もちろん天下の秀才が出るものと仮定しまして、そうしてその秀才が出てから何をしているかというと、何か糊口の口がないか何か生活の手蔓はないかと朝から晩まで捜して歩いている。天下の秀才を何かないか何かないかと血眼にさせて遊ばせておくのは不経済の話で、一日遊ばせておけば一日の損である。二日遊ばせておけば二日の損である。ことに昨今のように米価の高い時はなおさらの損である。
一日も早く職業を与えれば、父兄も安心するし当人も安心する。国家社会もそれだけ利益を受ける。それで四方八方良いことだらけになるのであるけれども、その秀才が夢中に奔走して、汗をダラダラ垂らしながら捜しているにもかかわらず、いわゆる職業というものがあまり無いようです。あまりどころかなかなか無い。
今言う通り天下に職業の種類が何百種何千種あるか分らないくらい分布配列されているにかかわらず、どこへでも融通が利くべきはずの秀才が懸命に馳け廻っているにもかかわらず、自分の生命を託すべき職業がなかなか無い。
三箇月も四箇月も遊んでいる人があるのでこれは気の毒だと思うと、あにはからんやすでに一年も二年もボンヤリして下宿に入ってなすこともなく暮しているものがある。現に私の知っている者のうちで、一年以上も下宿に立て籠って、いまだに下宿料を一文も払わないで茫然としている男がある。
もっとも下宿の方でも信用しているから貸しておくし、当人もどうかなるだろうと思って安心はしているらしいが国家の経済からいうとずいぶん馬鹿気た話であります。私も多少知っている間柄だから気の毒に思って、職業は無いか職業は無いかぐらい人に尋ねて見るが、どこにもそう云う口が転がっていないので残念ながらまだそのままになっています。
けれども今言う通り職業の種類が何百通りもあるのだから、理窟から云えばどこかへぶつかってしかるべきはずだと思うのです。
ちょうど嫁を貰うようなもので自分の嫁はどこかにあるにきまってるし、また向うでも捜しているのは明らかな話しだが、つい旨く行かないといつまでも結婚が後れてしまう。それと同じでいくら秀才でも職業にぶつからなければしようがないのでしょう。
だから大学に職業学という講座があって、職業は学理的にどういうように発展するものである。またどういう時世にはどんな職業が自然の進化の原則として出て来るものである。と一々明細に説明してやって、例えば東京市の地図が牛込区とか小石川区とか何区とかハッキリ分ってるように、職業の分化発展の意味も区域も盛衰も一目の下に暸然会得できるような仕かけにして、そうして自分の好きな所へ飛び込ましたらまことに便利じゃないかと思う。
まあこれは空想です。実際やって見ないから分らぬが、恐らくできますまい。できたらよかろうと思うだけです。非常に経済なことにはなるでしょう。
◆夏目漱石「道楽と職業」抜粋 >>88
大隈重信か。
爆弾テロで片足を吹っ飛ばされたというのは大人になってから知った。当時のひとはみんな知ってたんだろうな 先祖の頑張りが全てだな
多分今上級な人達は江戸の段階で武家か地元の名手くらいの人達だろ
夏目漱石もそれ
上級になれる人達は元から知能が高かったんだろうな >>88
時代が違うんでな
いちいち政治家殺すような政情不安定な国は御免だ
思い通りにならないから暴力、これ現代人は肯定しません >>89
清は没落武家の出身で甥は裁判所書記官だから下層ではないんじゃねえの 中学の頃「それから」や「彼岸過迄」読んで
主人公がどこか冷笑主義的な事が大きいけど
当時の少なくとも東京都心部に住んでた
若者の感覚は現代の日本の若者とあまり変わらないのに驚いた記憶がある 九州男児は猫鍋が好きとか言うのは
キョウシジダイニ虐められたやっかみか?と思った 昭和初期くらいまではめっちゃ金持ちじゃなくてもお手伝いさんがいた。都内でも広い家が安く借りられたから、借家住まいでもお手伝いさんがいた。鷗外も借家住まいだったよね、たしか。いい時代よね 住込みの女中は衣食住と僅かな小遣い与えておけば良かったから
今は女中を雇ったら初任給レベルの金が飛んでいく >>54
ボーア戦争の戦勝パレードを目撃して帝国主義の暴虐と理不尽に怒りを覚えた
その本拠地でやることはもうないから後は自室で思索にふけるしかなかった
帰国後の夏目金之助は公の道に生きることを拒否して私の道を選んだ
ここが森鴎外との決定的な違い
そして人間のエゴイズムを問い続け最後には私を捨て天に従うという境地に達したことを宣言した 昔の外国もそうだけどお手伝いさんなんか結婚の自由もなかったりするからな
縄で縛ってないだけの奴隷だよ 明治時代のニートは堂々としていて軽蔑されていない
いい時代だったな 当時小説買えるのも書けるのも上流だろ
現代だって同じ階級は働いてないんじゃないの 大学生ってまとめるけど、戦前の大学は旧帝大クラスがほとんどだったから今のF欄大生とはワケが違うぞ >>108
でも進学率が低くて受験競争とかなかったんだろ 今は財務省の事務次官がスーパーで買い出ししてたりするから逆にビックリするよな…
そんなの女中にやらせろよ🤭 新聞社勤めの小説家って
今の感覚だとIT会社勤めのソシャゲライターみたいなもんやろ 俺の先祖、明治8年生まれで若い頃は当時流行の無銭旅行で半年放浪したり
40で隠居して、妾を離れに住まわせたり滅茶苦茶やってたわ
終戦の翌々年の正月に酒飲み過ぎて倒れ、しぶとく一ヶ月も生死の境を彷徨て逝ったらしい 上流と下流の差がものすごかった時代だからな
この時代はまだ武家社会の身分制を引きずってた 文化が変わりすぎ
ジャップランドは外圧が加わった時だけ発展する法則
ペリーが来なかったら今でも着物チョンマゲのままだったかもな >>114
どこの国も影響しまくってんだろ
近代化ってようは西洋のモノマネだからな >>108
大学に行ける階層が限られてる
大学の数も少ないから競争はある >>113
上流と下流もそうだけど都心と地方の差も凄まじかっただろうね
地方なんて江戸時代と生活さほど変わんなかったんじゃね >>1
というか、武士は1日4時間勤務で
近代社会に適応出来なかった
故にニートに堕ちたりした
慣れない商売に手を出して破産したりもした
これを武士の商法という
結果、作家や北海道の開拓位しか選択肢がなく
アイヌの人を下に見るというさらにくず人間となった >>113
俸禄は没収されて、刀も没収だぞ
武士が良い生活なわけ無い >>108
それ、学部じゃなくてもう修士だから
上はもう博士課程しかない
旧制大学って修士のことだぞ
今の大学学部に相当するのは旧制高校だ >>109
無いどころか旧制中学に行けばもう
人生大勝利
貧乏人で優秀な人でも高等小学校から行ける3年制師範学校まで。 土地を所有してない小作農とか死ぬまで働き詰めの人生が待ってて地獄やろうなあ
不作になったら娘を売って 因みに俸禄没収、刀没収程度で済むはずが無く
ちょんまげ残してたら
強制カット公開処刑ね
故に武士は初めて働くにはどうすればよいかという事に苦しんだからニートにまっしぐらだった。イマまでは年貢米を貰う方だし
でも、公務員も庶民で埋まってた
そう、藩をつぶされて無職
究極の下克上
上級武士は流石に学歴付けて逃げられたが どこの家庭でも明治の時代は書生という学生や坊ちゃんの清みたいな
世話係が普通にいた。豊かな時代だったよな 大隈重信
「爆裂弾を放りつけた奴を、決して気違いの人間で、憎い奴とは寸毫も思わず。」
「華厳の滝に飛び込む弱虫よりは、よっぽどエライ者と思うておる」
「いやしくも外務大臣である我が輩に爆裂弾を食わせて世論を覆そうとした勇気は、蛮勇であろうと何であろうと感心する。」
ちな「国民葬」で送られた。口先は上手いが政治能力はあまり高くないとの見方もあるけどね 「華厳の滝に飛び込む弱虫」である藤村操にだって共感者続出したんだから人々の人間理解の水準は高かったといえるだろう
共感してたのはエリートばかりのような気もするが >>120
でも新しい事業をするのは武士が多かったから、中には商才があって
成功して日本近代資本主義に貢献したんだよね。あと官僚になったりしてたな
豪農以外の農民は何も江戸時代とたいして
変わらんかったし 「門野君、僕は仕事を探してくる」
のラストもちょうど今日のような炎天下だったっけ
(´・∀・`) >>132
ヨーロッパの強制で開かれた日本の外国貿易が、現物地代の貨幣地代*への転化という結果をもたらすとすれば、それは、その模範的な農業の破滅となる。その狭い経済的存立諸条件は解消されるであろう。
カール・マルクス
* 第三版および第四版では、金地代 Goldrente、となっている。──ディーツ版編集者。
資本論第一巻第一篇第三章第三節b支払手段
岩波文庫資本論(一)p.245 >>1
バカですね
普通の家じゃありません
東京帝国大学の先生のお宅です >>118
つーか地方って概念が今と違うんじゃ
今よりもっと人口が都市部に集中してたはず
そして都会にいる奴もほとんどが丁稚や期間工みたいなやつだろ ニートではなく高等遊民
一般家庭に家政婦がいるのは、昔は今見たいに家電とかが発達してなくて不便だったので家事育児がたいへんだったから >>137
新潟や広島が
人口トップだったり
してた時代だけどね 暇ができると人生に悲観するんだよね
ホレイショも言っていたが忙しい方が幸せだよ 女中だけでなく書生という学生みたいなのもいたりしてたな 天ぷらそばを5杯も平らげたなんて坊っちゃんでさらっと書いてるが
考えてみたら食欲以前に金がなきゃできないな イッチの場合、生まれた時点で産婆が
こりゃダメだキュッ、で人生終了してた時代スレ 何回も投獄されてた田中正造が国会議員になれて
辞めた後も新聞社と組んで直訴起こせた時代 大岡昇平「野火」(岩波文庫)読書中
もうすぐ前半を終えるが半分以上は歩きさまよう主人公による情景描写
しかしセンテンス短めの硬質な文章で間延びせず
夏といえば戦争文学、そして戦争文学中筆頭格の評価、引き続き読み進めよう
ちな本作も既に始めの方にて女中ネタあり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています