テキストや音声によるコミュニケーションやファイルのやり取りなどを行えるゲーマー御用達のツール・Discord。しかし、その簡便さやユーザー数の多さをハッカーが利用し、悪意のあるURLを拡散し、ユーザーをマルウェアに感染させるという事態が報告されています。
セキュリティソフトを開発するソフォスによると、2021年1月から3月にかけて、マルウェアを含むサイトのURL1万7000件分をDiscord上で検出したとのこと。これらのマルウェアの中にはDiscordのBOTのAPIを悪用して、個人情報や資格情報などを盗みだすものも存在しました。
また、拡散されたURLの一部では「フォートナイト」などの若年層が興味を引くゲームタイトルの、チートツールや有料コンテンツのロック解除ツールを装ったファイルが配布されており、これらのツールの一部からはDiscordのプロトコルを利用して別のプレイヤーのゲームをクラッシュさせるマルウェアが見つかったとのこと。
https://gigazine.net/news/20210730-hacker-spread-malware-discord/