【07月31日 KOREA WAVE】「ノージャパン」(日本商品不買運動)などの影響を受け、韓国で販売が落ち込んでいた日本車が上昇に転じた。今年上半期に日本を訪問した観光客のうち3割を韓国人が占めるなど旅行需要の回復も顕著で、「ノージャパン」が4年ぶりに終息した気配だ。

韓国輸入自動車協会(KAIDA)によると、今年上半期(1〜6月)に新規登録された日本車の台数は1万1501台で、新規登録された輸入車の8.8%を占めた。

これは2019年下半期にノージャパン運動が始まり、日本製品の需要が落ち込んで以来、久しぶりに反騰したものだ。

2019年上半期に2万3482台が売れ、輸入車の中でシェア21.5%を占めた日本車は2020年1万43台と半減し、2021年9772台、2022年7609台と急激に下落した。この間シェアも7.8%、6.6%、5.8%へと漸減した。

しかし、今年上半期にレクサスが6950台、トヨタが3978台売れ、輸入車市場でのシェアもそれぞれ5.3%と3.0%だった。

旅行需要も勢いに乗っている。国土交通省の航空情報ポータルシステムによると、上半期に韓国と日本を行き来した旅客数は846万7898人。2019年同期の1122万788人の75%まで回復した。

日本政府観光局の集計では、今年上半期に日本を訪れた韓国人観光客は312万8500人で1位。全体観光客(1071万2000人)の29.2%を占めた。続く台湾(177万600人)、香港(90万9700人)、米国(97万2200人)などを引き離している。

ただ、東京電力福島第1原発の処理水放出を控え、反日感情が再び頭をもたげかねないという懸念も出ている。

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