太陽光を動力にしたボートで水上を進み、タイムを競う「柳川ソーラーボート大会」が7月30日、福岡県柳川市の掘割(水路)を使って開かれ、周回レース(9・3キロ)、スラローム(150メートル)とも市内の「チーム荒巻」が優勝を飾った。
太陽光の活用と川下りなど掘割観光をアピールするため、市を事務局にした実行委が1996年8月に始めた。
ピークの2001年は83チームが参加した。20、21年は新型コロナウイルス、22年は台風のため中止となり、4年ぶりの開催。市内の企業や県外の工業高など12チームがそれぞれ趣向を凝らしたボートでチャレンジした。
長さ4メートル以内のボートに70~100ワットの太陽光パネルを搭載して発電し、スクリューを動かして進む。市内の電気保安工事業関係者らで作る「チーム荒巻」は、カーボンを素材にした軽量で流線型の手作りボートで他艇を圧倒。スラロームは27秒69、周回も41分8秒49で2冠を達成した。
https://mainichi.jp/articles/20230801/k00/00m/040/003000c
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