2025年大阪・関西万博に向けて議論されていた会場内へのペット同伴について、大人1人につき1頭の飼い犬の同伴を認める方向で調整していることが31日、関係者への取材で分かった。ペットの同伴は過去の万博では例がなく、世界で初めての試み。

関係者によると、入場ができるのは飼い犬のみで、電車に持ち込めるサイズに限定。事前予約が必須で、飼い主にはワクチン接種の証明書やルールを順守する誓約書の提出を求める。

また、入場できる飼い犬の条件として、かまない▽ほえない▽発情期ではない-なども設定。暑い時期を避け、入場は5、6月に絞る。飼い猫の入場は検討中という。

ペット同伴の可否については、愛猫家の松井一郎・前大阪市長が昨年夏ごろに検討するよう提案。万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は今年3月、獣医師会やイベント会社の関係者らでつくる検討会を立ち上げ、入場可能な動物の種類などを議論していた。

協会は、博覧会国際事務局(BIE)に許可を取り、9月にも正式に公表するとしている。

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