PCメーカーのLenovoが、「Steam Deck」や「ROG Ally」のような携帯型のゲーミングPCである「Legion Go」を開発中であると、ニュースサイトのWindows Centralが報じています。この端末は、かつてLenovoが取り組んでいた「Lenovo Legion Play」に似ている可能性も指摘されています。

Windows Centralが関係筋から入手した情報によると、「Legion Go」は8インチディスプレイを採用した端末で、AMDのノートPC向けAPU・Phoenixを搭載しているとのこと。

また、多くのゲームとの互換性を考慮して、OSにはWindows 11が採用されています。

Lenovoは2021年ごろ、「Lenovo Legion Play」という名称で、Android OSの携帯型ゲーム端末を開発していました。

「Lenovo Legion Play」は、ニュースサイト・LiliputingがLenovo GermanおよびLenovo Japanの公式サイトにアップロードされた画像を探り当てたことで明らかになったもの。ちょうど、Mobile World Congress 2021の時期だったため、当初は出展する予定だったとみられますが、実際には展示はなく、公式サイトでも公開はされませんでした。

Liliputingによると、アップロードされていた4枚の画像には「AAAゲーム向けに設計されたLenovo Legion Playは、初のAndroidクラウドゲーム機です。このゲーム機を使うことで、ユーザーは何百ものクラウドゲームをプレイしたり、ゲームライブラリをストリーミングしたり、モバイルゲームをプレイしたりすることができます」という説明が添えられていたとのこと。

Lenovo Legion Playの仕様は、ディスプレイサイズが7インチ、解像度は16:9のフルHDでベゼルレス。HDR 10対応で、コントローラーやデュアルスピーカー、デュアル振動を内蔵し、バッテリー容量は7000mAhとなっていました。なお、Lenovoは「ベゼルレス」とうたっていますが、実際には厚めのベゼルがあり、何を指してベゼルレスを表現したのかわからないとLiliputingは述べています。

Windows Centralは、「Legion Go」が結局世に出ることはなかった「Lenovo Legion Play」に似ている可能性を指摘しました。

https://gigazine.net/news/20230801-lenovo-legion-go/
https://i.imgur.com/7IcDkMN.jpg