話は変わるが、最近のゲームを見ていると大量得点の乱打戦が散見される。

 水分の摂り過ぎで集中力を欠いているのが原因だ。ベンチでペットボトルを飲むのが当たり前。控えの選手まで飲んでいる。なっていない。
野球はサッカーやラグビーのように動きっ放しの競技ではない。間がある。それなのに2時間半か3時間、我慢もできないような選手は辞めたほうがいい。

 我々の時代は、どうしても水分が欲しいときには、水道水の蛇口をひねって後頭部の上からかけて、流れてくる雫を舐めてごまかしたものだ。

 試合前のウォーミングアップはなんのためにやるのか。水分を出し切って、試合に向かって集中力を高めるためだ。
それが、試合中にガブガブ飲んでいたらウォーミングアップの意味がない。矛盾している。

 すべては指導者の問題だ。教育とは何か。責任観念とは何か。それが今の日本人は分かっていない。

『週刊ベースボール』2023年8月7日号(7月26日発売)より
●廣岡達朗(ひろおか・たつろう)
1932年2月9日生まれ。広島県出身。呉三津田高、早大を経て54年に巨人入団。大型遊撃手として新人王に輝くなど活躍。
66年に引退。広島、ヤクルトのコーチを経て76年シーズン途中にヤクルト監督に就任。78年、球団初のリーグ制覇、日本一に導く。
82年の西武監督就任1年目から2年連続日本一。4年間で3度優勝という偉業を残し85年限りで退団。92年野球殿堂入り。

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