北朝鮮が”悪巧み”“自滅的な選択”と日本を批判 2023年の防衛白書の公表を受けて

北朝鮮は、日本が7月、反撃能力の保有などを盛り込んだ防衛白書を公表したことについて、「日本特有の悪巧みで、自滅的な選択だ」と批判した。

日本政府は7月28日に閣議了承した2023年の防衛白書で、日本周辺の安全保障環境は「戦後、最も厳しく複雑」として、弾道ミサイルの発射などを続ける北朝鮮について「従前よりも一層重大かつ、差し迫った脅威」と懸念を示した。

これに対して、北朝鮮外務省は1日、日本研究所の研究員名義で談話を発表。日本は「周辺の脅威を口実に、軍事大国化を正当化した」と非難した。

さらに、日本の過去の植民地支配に言及し「誠実な謝罪と賠償なしに、軍事力強化の野望を追求するのは、第2の敗亡を招く自滅的な選択」と強く批判した。

一方で、「日本にとって最も良い安全保障の方法は、周辺国との良くない過去を清算し、友好的な関係を結ぶこと」だとして、関係改善の余地も残している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/36f16fc9fa3a447f6fc017081fc559030973f5c3