元を辿れば、PC文化やネット文化によって
「数学やパソコンは出来るが文学からも歴史からも人文芸術からも逃げた理系クンたちの跳梁跋扈」
に起因する。

批評とか評論とかで文系の連中に言い負けそうになると
「本文に書いてない」
「公式もなにも言ってない」
「客観的に立証できる証拠をだせ」
「そんなものはお前がそう思ってるだけ、作者や公式がそうだと言ってるソースをだせ」
というように、議論を混ぜ返して俺は負けてないメソッドを繰り返すようになった。

作品の評価や批評のためには、数多くの過去作品を横断的に摂取して
自分なりに消化する必要があるんだが、
摩擦も空気抵抗も大きさも変形も無視する習慣しかない彼らは
そういうのを嫌がる。
「ここにこう書いてある」以外のものを認めない。

だからそういう人間が増えまくると批評文化は劣化するのは当たり前。
売上でしか語れないからね、そんなもん気のきいた猿程度のことでしかないが
本人たちは客観的な証拠と数字による批評と思ってる。