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買い物かごが800キロ漂流? 鹿児島県民おなじみの店名ロゴが伊豆沖でぷかぷか…発見したダイバーもびっくり
鹿児島から800キロ以上離れた伊豆半島沖で、ホームセンター「ニシムタ」(鹿児島市)の買い物かごが漂流しているのを地元のダイビングインストラクターが見つけて回収した。ツイッターに発見時の動画を投稿すると236万回以上再生されて話題に。「鹿児島から流れ着いたのか?」「地元のスーパーを思い出した」などコメントが寄せられている。
発見者は、静岡県伊東市富戸のダイビングショップ店長、矢北拓也さん(32)。ガイド中の20日午前10時ごろ、水面付近に漂っているのを発見した。目立った傷はなく、小さなフジツボが付着していた。
「台風や黒潮で運ばれた九州や沖縄の魚を見たことはあるが、まさか買い物かごとは。カタカナのロゴが目立っていた」と振り返る。ダイビング後にネット検索し、南九州にあるホームセンターだと分かって驚いたという。
ニシムタは鹿児島、熊本、宮崎3県に計28店舗を展開しており、本部の担当者は南日本新聞の取材に「現在使っている買い物かごで間違いない」としている。買い物かごは持ち帰りできないという。
ガイド中に見つけたごみは、できるだけ回収している矢北さん。「なぜ海に流入したか分からないが、ごみをきちんと処分する意識を持つきっかけになってほしい」と話した。