ウクライナ、対ドローン「電子戦」でロシアに遅れをとることを認める

ロシア軍はウクライナよりドローンのジャミング電子戦技術の使用で大きくリードしている、とキエフの軍隊は言った。

ウクライナ空軍報道官のユーリー・イグナト大佐は、ウクライナのテレソン・ニュース・サービスに対し、ストラーナ紙が報じたコメントの中で、ドローンによる攻撃を阻止するための電子妨害装置の配備において、モスクワはキエフより「はるかに先を行っている」と述べた。

電子妨害を使えば、ドローンは「対空ミサイルや対空砲で撃墜する必要はない。電子戦で迎撃すればいいのだ。

2023年7月16日、ウクライナのドネツク地方バフムート近郊で、偵察飛行を終えてドローンを着陸させるウクライナのドローン操縦士。ウクライナ空軍のユリー・イグナト報道官は、ストラーナ紙が報じたコメントの中で、ドローンによる攻撃を阻止するための電子妨害装置の配備において、モスクワはキエフより「はるかに先を行っている」とテレソンに語った。

ドローン開発の速いペースは、ウクライナ戦争に関する報道の大半を占めている。英国を拠点とするドローン専門家スティーブ・ライトは以前、ニューズウィーク誌の取材に対し、技術は「稲妻のような」スピードで進歩しており、無人機そのものとともに対ドローンシステムも成熟しつつあると語った。

ロシアは、モスクワへの攻撃でドローンを破壊するために電子妨害を使用したと述べているが、これはキエフのせいだと真っ向から非難している。専門家によれば、ウクライナは大口径武器を含む対ドローン砲や高価な防空システムを効果的に使用してきたが、無人機の大群に対してそれを維持するのは難しいという。

「現在、ロシアは我が軍の活動を妨害する強力なシステムを、充分なだけ保有している」とイグナット報道官はこう付け加えた

「ウクライナは電子戦において進歩を遂げたが、スタートが遅かった。」

https://www.newsweek.com/ukraine-russia-war-drone-jamming-shahed-strikes-unmanned-vehicles-1815106