立憲民主党の泉代表は、「マイナ保険証」をめぐる岸田総理大臣の方針に対し、「メンツ優先で、余計に手間と経費がかかる政策を選択している」と批判した。
政府は、2024年秋としている今の健康保険証の廃止は延期せず、「マイナ保険証」をもたない人に交付する「資格確認書」の有効期限を、「最長5年」とすることで調整している。4日夕方、岸田首相が記者会見で説明する予定だ。
立憲民主党は、かねてより、「マイナ保険証」への移行について、今の健康保険証の廃止延期を求めた上で、「資格確認書」の交付には新たな経費がかかるなどとして、反発している。
泉代表は4日の会見で「資格確認書」について、「見たことがある国民は少ない、ややこしい。今の保険証と何が違うのか」と指摘し、政府の方針は「メンツ優先で、余計に手間と経費がかかる政策を選択している」「今の政府の混乱ぶりを表している」と批判した。その上で「今の健康保険証も選択できるようにすべきだ。それが最もシンプル」と主張した。
立憲民主党は、今秋の臨時国会に紙の健康保険証の廃止を一定期間延期する法案を提出する考えを示している。
https://www.fnn.jp/articles/-/567213