https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/268648

所属の消防団口座から240万円を着服 岐阜・関市、男性職員を懲戒免職処分

岐阜県関市は4日、消防団員として所属する板取分団などの口座から現金計240万1602円を着服したとして、農林課の男性課長補佐(46)を懲戒免職処分にしたと発表した。同日付。

 市によると、課長補佐は2010〜22年の間、計39回にわたって消防団の分団と班の口座から現金を引き出し、飲食などの遊興費に使ったという。分団や班では会計を務め、通帳を管理していた。外部からの情報提供で発覚した。既に全額返済されており、市や消防団は刑事告訴しない方針。

 尾関健治市長は「市民の信頼を裏切るもので、深くお詫び申し上げる。今後は、職員全員で服務規律の確保と綱紀粛正の徹底を図り、信頼回復に努める」とコメント。管理監督責任として、尾関市長の給料を10%減額(1カ月)する。また、消防団は消防団長と副団長を訓告処分とした。