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日大・林真理子理事長はハメられたのか アメフト部薬物問題…学内にはびこる田中元理事長派

日本大アメリカンフットボール部が再び事件を起こし、波紋を呼んでいる。同部寮に住む男子学生が所持していた植物片は乾燥大麻で、錠剤には覚せい剤成分が含まれていたことが発覚。大問題に発展する中、日大は4日に林真理子理事長らが8日に記者会見をすると発表した。
 日大アメフト部は、2018年に関西学院大学との定期戦で「悪質タックル」問題を起こした。不祥事を二度と起こすまいと体制を一新して再スタートを切ってから、わずか5年。一部部員による行為であるとはいえ、根≠ヘ腐ったままだったと言わざるを得ない。

 日大の各運動部を統括する「日本大学競技スポーツ部」は、18年の不祥事を機に「日本大学保健体育審議会(保体審)」から改編された経緯がある。しかし、日大関係者は「(競技スポーツ部にも)何人かアメフト部出身の方もいて、林理事長よりも、田中(英寿)元理事長のほうが素晴らしいという考えの人もいる」と明かした。日大の悪の親玉≠ニされた田中元理事長は、脱税で21年11月に逮捕され、有罪判決を受けた。

 やはり「悪質タックル」問題を起こすような気質は残ったままというわけ。依然として日大にはびこる旧体制派≠ヘ、22年7月に就任した林理事長の足を引っ張ることにも、ご執心なようだ。同関係者は「(2日に「違法薬物は見つかっていない」と発言した)林理事長は、何でも言っちゃうから、情報伝達のところで保体審(旧体制派)の力が働いたのかも」。意図的に林理事長をおとしめた可能性にも言及した。

 今回の事件と直接的関係までは断定できないが、ある日大の学生は「(2年ほど前に)アメフト部で退部する人が多くて、それが気になってはいた」と証言。退部者は希望を胸に入部した先で何かに絶望してしまったのか。5年を経て再び表面化した日大アメフト部の闇≠ヘ深そうだ。