台湾を訪問している自民党の麻生太郎副総裁が8日、台北市内のホテルで講演した。
中国の軍備増強を前に、台湾海峡の「平和と安定」の重要性を強調し、「日本、台湾、米国をはじめとした有志の国に、非常に強い抑止力を機能させる覚悟が求められている。戦う覚悟だ」
との考えを示した。
麻生氏は講演で、台湾海峡をめぐる情勢について、軍事演習などを行う中国の動きに警戒感を表明。
「台湾海峡の平和と安定は日本はもとより、国際社会の安定にも重要」との認識を示したうえで、
「最も大事なことは、台湾海峡を含むこの地域で戦争を起こさせないことだ」と語った。
岸田政権内では、中国が台湾に侵攻する「台湾有事」への懸念があることを踏まえ、
麻生氏は「金をかけて防衛力を持っているだけではだめ。台湾海峡の安定のために使う明確な意思を相手に伝えて、それが抑止力になる」と主張。
「日本の毅然(きぜん)とした態度は岸田政権以後も変わらない」と述べた。(台北=白見はる菜)
https://www.asahi.com/articles/ASR8851VMR88UTFK00R.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%8F%B0%E9%96%A2%E4%BF%82%E5%8F%B2
翌年1972年のニクソン訪中は日本に衝撃を与えた。
1972年8月、田中首相は椎名悦三郎副総裁を日台断交を伝えるために台湾に特使として派遣したが椎名は”台湾との外交を維持する”と台湾側へ伝えた[5]。
しかし、同年9月29日、田中角栄政権は、中国大陸を支配する中華人民共和国政府を「中国の唯一の合法政府」と承認し、国交を樹立した(日中国交正常化)。
その際、日本は、日中共同声明に日華平和条約の遡及的無効を明記することに応じない代わりに、大平正芳外相が「日華平和条約は存続の意義を失い、終了した」との見解を表明。
これに対し、中華民国外交部は、「狼を部屋に引き入れ、敵を友と認め、中共匪団の浸透転覆活動を助長する」と日本政府を強く非難、即日、対日断交声明を発表した(日台断交)。[6]