https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20230804/4040015676.html
三朝温泉で「キュリー祭」ラジウム発見の功績たたえる
温泉に含まれる「ラジウム」の量が豊富な三朝町の三朝温泉で、ラジウムを発見した科学者のマリー・キュリーの功績をたたえる祭りが行われました。
三朝温泉の湯には、疲労回復の効果があるとされるラジウムが豊富に含まれていて、その量は世界有数とされています。
こうしたことから三朝町では、毎年ラジウムを発見した科学者で「キュリー夫人」として知られるマリー・キュリーの命日から1か月後の8月4日に「キュリー祭」を開いています。
ことしで66回目となる祭りには、観光関係者や地元の小中学生などおよそ120人が出席し、キュリー夫人の写真を掲げた祭壇に、三朝温泉のお湯を捧げました。
そして三朝小学校の6年生の児童2人が「1つのことに満足せず、新たな目標を作りその目標の達成に向け諦めずに一生懸命取り組んだ姿に憧れます」とか「キュリー夫人はすばらしい業績を残しただけでなく、人々の生活を豊かにすることに生涯をささげ、最後まで研究を続けた姿に感銘を受けました」などと述べてその功績をたたえました。
三朝町の松浦弘幸町長は「三朝温泉のお客さんも戻ってきている。若い人や家族連れに温泉を楽しんでいただくのとあわせて、外国の人にも国際的な広がりのある温泉としてPRしていきたい」と話していました。