ネコ型配膳ロボットで知られる中国の業務用サービスロボット大手「Pudu Robotics(普渡科技)」(以下、PUDU)が、新たに日本市場の清掃分野に参入する。同社は7月27日、清掃ロボット「CC1」と「SH1」を日本で発売すると発表した。

PUDUは2016年に設立され、本社を深圳市に置く。主力製品には配膳ロボット、配送ロボット、案内ロボット、清掃ロボットなどがあり、飲食店や病院、学校、オフィスビル、政府庁舎、カラオケ施設、空港、地下鉄駅などで幅広く活用されている。

同社の主な取引先は、火鍋チェーン大手の海底撈(カイテイロウ)や電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)、不動産開発大手の碧桂園(Country Garden)など。ホテル経営大手の英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)など海外の大手企業とも提携している。

PUDUは早くから海外市場に着目しており、現在は世界60カ国以上で事業を展開している。特に人手不足により省人化・無人化のニーズが高まる日本市場の開拓に力を注いでいる。

21年7月には日本法人を設立し、ネコ型配膳ロボット「BellaBot」を中心に、6種類の配送用ロボットを展開している。22年12月には、すかいらーくホールディングス(HD)が、「ガスト」「しゃぶ葉」「バーミヤン」をはじめとする全国約2100店舗にPUDUの配膳ロボット3000台の導入を完了したと発表した。

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