ハリケーンが180度経線を越える予想 明日にも台風8号(ドーラ)登場か
ミッドウェー諸島近海の西経域をハリケーンDORA(ドーラ)が西進しています。
このハリケーンは勢力を維持したまま180度経線を越えて、気象庁の監視領域である東経域に入る予想で、明日12日(土)にも「台風8号(ドーラ)」になる可能性があります。
気象庁の台風の監視領域は、北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)・南シナ海と決まっていて、その領域に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s以上のものが台風と呼ばれます。
このため、西経域から進んできたハリケーンや発達した熱帯低気圧(トロピカルストーム)が東経域に入ると、監視担当機関がアメリカの中部太平洋ハリケーンセンター(CPHC)から気象庁に引き継がれ、「台風」と呼ばれることになります。
域外から入るのは数年に一度程度の頻度であり、前回は2018年台風17号(ヘクター)がトロピカルストームから台風に変わりました。
ハリケーンDORA(ドーラ)が台風になれば5年ぶりのことになります。名前はそのまま引き継がれ「台風8号(ドーラ)」になる見通しです。
日本への影響はなし
8月1日にメキシコ沖の東太平洋で発生したトロピカルストームはアメリカの国立ハリケーンセンター(NHC)にDORAと名付けられ、発達してハリケーンになりました。
途中で監視担当機関がNHCからCPHCに引き継がれ、最盛期には上から2番目に強い「カテゴリ4」のハリケーンにまで発達していました。
CPHCによると、ハリケーンDORA(ドーラ)は西北西に進みながら次第に勢力を落とす予想で、来週前半にはウェーク島近海で熱帯低気圧になる予想となっています。日本への影響はありません。
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これまでの進路
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