「婚活初デート」でキス迫った50代女性のその後「リードされまち」女性たちの大いなる勘違い
30代女性とのお見合いにウンザリ
50代の男性・一郎さん(仮名)は、初婚で奥手。「エスコートの仕方がわからない」「女性の気持ちが理解できない」と、当結婚相談所に入会しました。
エスコートの仕方をメインにアドバイスしましたが、奥手のためかなり苦戦していました。
相手に求める条件は、「スリム、または中肉中背」「子どもはいらないという人」、これだけ。年収が1000万円以上あるので、30代女性からのお見合いの申し込みもたくさんありました。
しかし、30代女性はまだチヤホヤされたい人が多い。デートの場所や時間の調整も男性まかせで受け身の人ばかり。そのうえ、デート代を割り勘にする気もありません。
男性が全額払っても「ありがとう」と一言言っただけでツンツン歩いて行ってしまう。一郎さんはウンザリしていました。
そんななかで出会ったのが、少し年下の50代の女性・弘子さん(仮名)でした。
弘子さんも初婚です。入会時にプロフィール写真として写りが良くない自撮りを持ってきたので、「この写真ではお見合いを組むのは難しいかもしれません」
とアドバイスしたのですが、「この程度でいいですよ」と軽く見ていたようでした。
案の定、実際に申し込んでも、申し込んでもお見合いが決まらない。そこでプロにメイクをしてもらって写真を撮り直したところ、どんどんお見合いが決まるようになり、
本人も一気に恋愛モードにスイッチオン。お見合いのために飛行機で遠方まで行くぐらいのガッツと積極性を見せるようになりました。
そんな弘子さんと一郎さんがお見合い。1回目のデートで早々に事件が発生しました。帰り際、弘子さんが駅前で一郎さんをハグし、
「キスして」とせがんだのです。一郎さんはびっくりして、反射的に拒否してしまったそうです。
初回のデートで事件発生!
奥手の一郎さんは突然キスをせがまれて驚き、次のカウンセリングで「人前で恥ずかしかった」と私に訴えてきました。私は弘子さんが純粋な方だとわかっていたので、
「よほど一郎さんのことを気に入ったのでしょう。だから、さよならするのが寂しかったのだと思います。かわいい女性じゃないですか。
そのくらい積極的なほうがいいですよ」とアドバイス。一郎さんは耳を傾けてくれて、逃げずに向き合うことにしました。
一方、弘子さんに対しては「一郎さんは奥手なので、もう少しクールダウンしてください。弘子さんのことが嫌で拒否したわけではなく、
こうしたことが初めてだったのです」と説明。
弘子さんは、「わかりました。気をつけます」
https://toyokeizai.net/articles/-/693696