29秒前程度だよな
近年、スカイプ(Skype)について聞くことも読むこともほとんどなくなった。
CNBCによると、インターネット回線経由の音声通話と動画電話、テキスト・メッセージング・アプリケーション大手のスカイプは、長距離電話料金を払うことなく通話できる機能として2000年代に世界中で大ヒットした。
2005年にイーベイが同社を買収したが、期待通りに成長できず、投資会社のシルバーレイクらがスカイプの過半を買い取ったのち、マイクロソフトが2011年に85億ドルを投じてスカイプを買収した。
マイクロソフト傘下となってからも、スカイプは一時の隆盛を取り戻せず、衰退の一途をたどっている。新型コロナウイルス・パンデミックの約3年間にズームが劇的に台頭したほか、音声と動画、テキスト・メッセージングのプラットフォームの選択肢が世界中で広がり、スカイプの存在感はますます弱まった。
マイクロソフトは、アウトルックとウィンドウズでスカイプを宣伝し、さらにビングの人工知能チャットボットによってスカイプ・アプリケーションの機能を充実させているが、結果がついてこないのが実情だ。
マイクロソフトは2020年3月に、スカイプの1日あたり活発利用者数が4000万人と発表したが、マイクロソフトの広報担当者によると、その数字はその後に3600万人にまで急減した。それとは対象的に、マイクロソフト・チームスは、2021年7月の月間利用者数が約2億5000万人、2023年第1四半期には月間3億人超を記録した。
スカイプの共同創設者ヤン・ターリン氏は、スカイプを辞職して10年以上がたついまでもスカイプを愛用しているという。「人々がほかのツールを使いたいのであれば、私は喜んでそれに応じる」と同氏は話している。
https://usfl.com/news/135167