
芥川賞作家の李琴峰(り・ことみ)氏が14日までにメディアプラットフォーム「note」を更新。複数の誹謗中傷者に対し法的措置を講じていることを明かし、「匿名の陰に隠れて見ず知らずの他人に対して石を投げつけるような愚劣で卑怯な連中を、私は絶対に許しません」と思いをつづった。
李氏は2021年、第165回芥川賞を受賞して以降、「夥しい数の誹謗中傷を浴びてきました。私への人身攻撃、差別発言、低レベルの侮辱と悪口、そしてデマと誤情報が、SNSを中心に広まりました」という。激しい誹謗中傷によって心身に不調をきたし、「いっそのこと自死して解放されるほうが楽なのではと考えたこともありました。心療内科を受診し、抗不安薬を飲み、長い時間をかけてようやく通常通りに生活と仕事ができるようになりましたが、それでも私は今も、講演や対談など人前に出る仕事をする時、聴衆の中に攻撃者と誹謗中傷者が潜んでいるのではないかという恐怖に苛まれます」と、現在もなお苦しんでいる状況を明かした。
誹謗中傷者のほとんどが匿名で、「もし相手が言論のつもりで、顔と名前を明かした上で正面から挑んでくるなら、言論で反撃する用意が私にはあります。しかし、匿名の影に隠れて石を投げつけてくるような卑劣な連中や、言論とはとても言えないような低レベルの侮辱、根拠のない誹謗中傷といった不法行為は、司法に任せるしかありません」と、法的措置をとるに至った経緯を説明。「私は断固として戦います。匿名の陰に隠れて見ず知らずの他人に対して石を投げつけるような愚劣で卑怯な連中を、私は絶対に許しません」と強い思いをつづった。
しかし法的措置にかかる費用の問題が障害となっているという。「ご存知の通り、匿名の誹謗中傷者に対して法的措置を取るのは、非常にコストが高いことです。これらの法的措置において、弁護士費用や裁判費など、私の負担は合計数百万円に上る見込みです(それでも匿名の誹謗中傷者の身元を特定できる保証はないのですが)。金銭的なコストだけでなく、時間的なコストもかかります。弁護士と相談しながら書面を作ったり、証拠を集めたり、場合によっては自ら出廷したりしなければなりません。どれも膨大な時間がかかることで、その分、執筆の時間が削られ、仕事のペースやhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c40c905f440e74ca0fece776da826c32a417eacd収入にも影響が出ています」と説明し、読者に資金の援助を呼びかけた。